コラムColumn

vol.105 青葉区W邸造園工事

2024/8/5

皆様こんにちは。清水園でございます。

本日お伝えして参りますのは、’青葉区W邸造園工事’についての内容です。

W邸のお庭は、元々はマンションに置いていた植木鉢の薔薇を持ってきて植えていたところ、何か雑然としていて殺風景な印象だったそうです。

また、コンクリートが多く、花壇との段差があるためより狭く感じられるお庭の構造でした。そこで、花壇を上げ、一段分の階段の段差と同じ高さまで高低差を平らにするところから始まりました。そうすることで、すっきりとして、広く見せることができるそうです。

「このように、同じお庭でも段差を変えただけでイメージが変わることがあるので、このようなやり方も考え方の一つとして良いのではないかと思います。施主様も広くなったお庭を見て喜ばれていました。」

「ただ、今回のように階段等の段差を無くす場合、桝やマンホール等の埋めてしまうと困るものが出てくるので、現状復帰できるようにコンクリートは使わずに何かあった場合に外せるように固定しています。どこに桝があるのかを把握していれば、あとはその部分の石を外せばよいだけです。コンクリートをうつのも良いですが、石の方が色の変化も楽しめ、高級感も増します。」

「また、通常はコンクリートが多いとお庭を造れないと思われがちですが、プランターを凸凹に置いてみたり、石で視線を隠したりして、植えられない場所に木々を植える工夫をすることが重要なのだと思います。」

確かに、階段の段差がある状態のお庭と段差を無くして平らにした後のお庭の写真を見比べると、圧倒的な空間の広さの違いが感じられます。段差一つでお庭の印象がこんなにも変化することの驚きと、その段差を無くしてしまうという発想がとても新鮮で、興味深く感じました。それと同時に、段差を無くすと言っても簡単なことではなく、階段を安全に歩ける高さや庭にある物置の高さ等、様々なことを全て考慮に入れた上で設計されているようで、単に良い庭を造るだけではない、その家で生活する方への気配りも感じました。今回の代表のお話を聞いて、単に良いものをつくるだけでは一流の職人とは言えず、その先にいる人のことを考えられて初めて一流の仕事ができるように感じました。これはものづくりの仕事だけでなく、全ての仕事に当てはまることなのかもしれません。



着工前
着工前
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完了
完了
完了
完了
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