vol.104 ツリークライミング講習会
2024/7/22
皆様こんにちは。清水園でございます。
本日お伝えして参りますのは、’ツリークライミング講習会’の内容です。
ここ10年くらいで、ツリークライミングという言葉が出てきましたが、実際にツリークライミングができる人は少ないようで、チェンソーカービングに続き、講師を招き社内倉庫にて講習会を実施しました。
午前中は、ロープの基礎的な結び方を学びました。ツリークライミングは、ロープを用いて登っていくのですが、ブレーキ等も全てロープで行うため、ロープの結び方が一つでも間違っていると落下してしまい、命に関わります。
昔は腰だけのベルトでしたが、現在は太ももと肩にもベルトがかかっているため、万が一落下したとしても全体に均等に体重がかかり、大怪我にはつながらないそうです。代表自身、過去に5回程フルハーネスを着用して落下したそうですが、身体にはダメージがなく安全に作業できたそうです。
ツリークライミングは、腕の力ではなく、自転車を漕ぐようなイメージで足の力で登っていくそうです。
そして、一番重要なことは、ロープで登るまでの段取りと、きちんとした知識や技術だそうです。命に関わることなので、しっかりとした準備は欠かせません。このように、午前中は社内倉庫で5m程の高さを登る練習をして、午後からは、会社近くの神社の桜の枝の剪定を行い、屋外で実践形式の講習を行いました。最初は高いところは恐怖心がありますが、何より安全に作業を行うための手段としてツリークライミングを学んでいます。
普段の業務でも樹上での作業を行う機会は多く、これができると今まで行けなかった場所に、気合いと根性ではなく、安心・安全に行けるようになるそうです。昔は気合と根性で何とかなるとされてきましたが、新しい技術が出てきた現在ではそれらはどうでも良いことで、危ない仕事を安全に行うことが最も重要です。
「ツリークライミングができない会社は、高所作業車を用いることになりますが、車が入れない場所では、業務ができないことになります。ツリークライミングを行うにはロープ等、多くの費用がかかるので大変な面もありますが、新しい技術があるのにそれを行わない会社は淘汰されて良いと思っています。他社ではできない仕事を行っているという自負も、清水園にはあります。」代表のお話を伺っていると、常に新しいことに挑戦して、技術を高め続けていることが伺えます。どの職業にも言えることなのかもしれませんが、この変化の激しい時代では特に、臨機応変に成長し続ける姿勢が重要なのだと改めて感じました。