コラムColumn

vol.139 チェンソー

2026/3/23

皆様こんにちは。清水園でございます。
今回のコラムでは、「チェンソー」についてお話しさせていただきます。

もともと50ccを始め何合かのチェンソーを所有しており、5年ほど前までは丸太の玉切りに使用していました。しかし、最近本格的に伐採を始めたことで、50ccでは力不足を感じるようになり、64ccと70ccの機種を昨年9月に注文しました。

64ccのチェンソーが登場し、「過去最高性能」クラスとの触れ込みが出たことで、世界的な争奪戦が始まり、在庫が一気になくなってしまいました。注文から3ヶ月半後、ようやく清水園にも届きました。さっそく伐採作業で使用してみると、これまで使っていた50ccが子どものように感じるほどのハイパワーで驚きました。直径120cmほどの木でも、大根を切るかのように軽快に切ることができました。

現在、清水園にはチェンソーが10台あり、そのうち7台を代表が使用しています。

まず電動チェンソーですが、バッテリーで動くため、以前は「力が弱い」「電池の持ちが短い」「すぐ切れ味が落ちる」といった欠点があると言われていました。しかし近年はバッテリー性能が飛躍的に向上し、半日ほど使用できるものもあります。

バッテリーチェンソーの利点は、スイッチを入れるとすぐ作動する点です。特に冬場はエンジンがなかなかかからないことがあるため、その点で非常にスムーズです。また、エンジン式ではマフラーによる火傷の危険もありますが、バッテリー式にはそれがありません。安全面でも重宝しています。ただし、エンジン式に比べるとトップスピードが劣り、切り口がやや粗くなる点が唯一の弱点かもしれません。

次に23ccのチェンソーです。中でも非常に軽量なモデルで、チェンソーカービング用に購入しました。バッテリー式では彫り物には力が不足するためです。この機種の特長は、刃の厚さが1.1mmと非常に薄く、切り口が美しいことです。チェンソーは排気量が大きくなるほど刃も厚くなります。わずかな差に思えますが、厚さが違うことで抵抗が減り、切屑も細かくなります。

続いて31ccのチェンソーです。こちらもカービング用に購入しました。バーがやや長いため、木の上での作業や、電動チェンソーでは太くて切れない場合に使用します。

そして、つい最近まで主役だった45ccと50ccのチェンソーです。伐採作業ではチェンソーを2台用意する必要があります。1台が故障した場合に作業が中断しないようにするためです。新しい機種の導入により、45ccは現在カービング用として活躍しています。

50ccの赤いチェンソーは、エンジン音がフェラーリのようだということから、社内では「フェラーリ」という愛称で呼ばれています。以前は50cmのバーを装着していましたが、最新機種の導入に伴い45cmへ変更しました。チェンソーは排気量(cc)とバーの長さがほぼ比例するのが限界とされており、5cm短くしたことで無理なく力を発揮できるようになりました。

注文から3ヶ月半待った62ccのスチール製チェンソーは、それまでの機種が子どもに思えるほどの大馬力です。例えるなら0.2秒で時速100kmに到達するようなレスポンスです。伐倒後の玉切り作業では、そのスピードが圧倒的で、作業効率が大きく向上しました。ただし、非常に騒音が大きいため、使用時には耳栓が必須です。

さらに70ccのチェンソーも注文しており、こちらは約1週間で届きました。圧倒的なパワーがあり、本体は重いものの、エンジンをかけると重さを感じさせない絶妙なバランスです。まだバーの長さが63cmあるので直径120cm程度の伐採も出来るようになりました。

そして春には、スチール世界限定100本の79cc・日本には25台入荷予定の真っ黒な特別仕様モデルが発売予定で、すでに抽選に申し込みました。

ここまでさまざまなチェンソーをご紹介しました。道具を持つことで、仕事の幅がかなり広がり、その道具に見合った仕事が来るようになりますが、ただ道具を揃えるだけでなくその道具を使いこなす技術も必要です。

ツリークライミングの道具もチェンソーも非常に高価で、かつ奥深い世界です。道具の話を始めたり集め始めると、まさに「沼」のようにどこまでも深くなっていきます。人を選び、人を育て、そして仕事の質や内容まで変えてしまう。道具というのは不思議な存在です。



代表使用チェンソー7台
新ダイワ45cc   
スチール62cc
スチール31cc   
スチール 最軽量チェンソー23cc
スチール70cc
エコー50V
新ダイワ50cc