コラムColumn

vol.106 特殊伐採

2024/8/19

皆様こんにちは。清水園でございます。

本日お伝えして参りますのは、’特殊伐採’についての内容です。

造園のお仕事をしていると、クレーンや高所作業車が入らない場所での伐採のお仕事もよくあるそうで、その際はツリークライミングを使った特殊伐採も行うそうです。現在ではYouTube等にも色々な方が動画をアップしており、代表自身、認知度が高まってきていると感じているようです。

以前コラムでも紹介したように、清水園では講師を招いてツリークライミングの講習会を何度か行なっており、倉庫などで日々訓練しているので、このような特殊伐採を行うことも可能です。

「実際、作業をしてみると、どこに落としてどこにぶら下げるか、きちんとロープを結んで作業を繰り返すという単純な作業ですが、地上での作業と木の上での作業は全く違うので、難しいところもあります。」

「伐採で一番簡単なのは、木に登ることなくチェンソーで切り倒してしまう方法ですが、そういったケースは非常に稀で、そうはいかないところが多いので、ロープでぶら下げながら少しずつ切っていく作業が必要になります。上の方から切っていき、少しずつ短くしていきますが、地面に降ろした後、見た目より重いので、さらに玉切りにしないと運べません。切った木々はいったん軽トラックに乗せ、広い駐車場まで運び出していきます。」

「ロープにぶら下がって幹を切る際は、どうしても揺れるので怖さも感じます。他に高い木がない場合は、自分が登っている木に切った幹をロープでぶら下げるしかなく、落とした幹の重さで思った以上に揺れます。何回やっても慣れないものですね。

また、枯れている木の伐採なので、途中で折れてしまう可能性があるため気をつけながら作業しなければいけません。」

「この日は風向きが良く、切り屑が道路の方に飛んで行かずにすみました。」

チェンソーの粉は飛び散ってしまうため、風向きによっては歩道を歩いている近隣住民からの苦情もあるそうで、そういう面でも高所での作業は非常に難しい面があるそうです。

以前のコラム「危険木伐採」でもお話しましたが、伐採の作業は常に危険と隣り合わせの命懸けの作業なのだと改めて実感しました。



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