弊社では50年以上のお付き合いをさせていただいておりますお客様で、代表も30年前からお庭を手掛けております。今回は藤棚交換・四ツ目垣交換・敷石の設置を行いました。
「柱も梁も…このお宅は最高級のものを使用しています。本当に良いものをご存知の、いわゆる’文化人’のお客様です。その昔、職人はお客様に育てられる…という文化がありました。間違いをきちんと指摘してくださる、そのお叱りがあって職人もさぼったりごまかしたり、ということがありませんでした。また、少しばかりの失敗は成長の過程と受け止めでくださる懐の深さにも、現場の度に ’育てて頂いているなあ’ と実感がありました。
こうやって関係が続いていくのは我々と施主様が互いに同じ方向を向いているからこそ。今後もこの関係性を大切にしていきたいと思います。」

藤棚は柱と梁が丈夫な材料を使用すると1回か2回は上部の竹交換で長期間使用できます。

写真では分かりづらいですが、竹を交換しました。ちなみに前回は5年前に作り直しています。

四ツ目垣と扉が古くなったので、作り直しました。こちらの施主はお茶や歌をたしなむ方ですので、古くなる姿も美しいと言っていただけるので、ありがたいお客様です。

扉と垣根が新しくなりました。 前回は6年目前に交換いたしました。

竹は意外に汚れているので、もみ殻でこすって洗います。

たまたま玄関前を大工さんが直したところ、敷石が余ってしまったため、通路に敷き石を敷くことになりました。

大谷石の大判の石でしたので3人で人力で運び、設置しました。

私が通うようになって3回目の作り替えになりました。前回は13年前に作り直し竹を2回交換しています。


柱を立てるのに上部を持ち上げて柱を立て込みます。

持ち上げて1本づつ柱を切っていきます。

柱と梁が交換終わり竹を乗せているところです。