この現場は代表が「衝撃的な出会いだった」と語るカリスマ造園家’御手洗さん’からの影響を強く受けた……という‘遊び心のある庭’の事例でございます。
代表の自宅から南隣のお宅・その東隣…という’お隣さん’のお庭。予算が少なかった中で、手元の資材を工夫して活かしながら自然風景を感じることの出来るお庭に仕上げました。やはり個人の庭は毎日帰る場所……御手洗さんから継承した代表にとっての’遊び心’が、肩の力の抜けた安心感のあるお庭へと反映されています。

家の前に法面があり、草刈りをするのが面倒だと言っていた場所です。

写真手前より土留めを進めて低木を植える前です。


自然な植栽を目指しているため苗木をたくさん植栽し後々大きくなってから間引きできるように間隔を狭く植栽しています。


山道から道路に出れるようになりました。

山道を作るためと築山を作るために頂上部の山を削って下の部分をかさ上げしています。

法面を削り山道作ってイメージを膨らませます。

排水桝とU字構を移設します。

材料を搬入し準備を終えたところです。

25tクレーンが来て土留め・植栽が始まります。

重機で穴を掘り造成しながら植栽していきます。

普通の現場ですと、土留めを先に行い後から植栽するのですが、 機械や材料の搬入や土の配置等が解るように奥から仕上げながら進めていきます。

山道と植栽がだんだん進んできました。

曲がった松も捨てれば廃棄物ですが、もう一度新たに土留めとして頑張ってもらいます。下の部分は石ですが、いつか丸太が腐っても石を重ねて土留めすることが出来ます。

高木も植栽され何となく庭らしくなってきました。

25tクレーンは住宅街にあると何事かと思います。

大型クレーンを使用する部分以外は終了しました。後は仕上げと低木と苗木を植栽していきます。

苗木を植栽し階段に伐採した丸太を使用して自然な感じに仕上げています。

石と丸太を使用し山に道を切り開いた感じを表現しました。


擬木のテーブル設置して再利用です。また椅子についている石張りもそのまま使用します。

垣根も終わり隣の家の芝生を借景に使用しています。今回はこれで終了ですが、いずれ2期工事が出来るといいなと思います。

白磁石という地元の石に名前を掘りました。

白磁石という地元の石に名前を掘りました。

現場で不要になったテーブルを直して再利用することにしました。

鉄筋を組みセメントを流しその後に模様を掘ります。

とりあえず完成です。

6年たち苗木も大きくなりました。今回は、いる枝といらない枝を剪定し雰囲気を作っていきます。

下枝を落とし樹木の大きさはそのままにして山道らしい雰囲気が出てきました。

周りの植栽とも違和感なく調和がとれてきています。

大きさは変わらず光だけ通るように剪定しました。それによって風も通るようになります。