中古で一軒家を買われたお客様の造園工事です。’殺風景だから庭らしくしたい’との事で、作り進めていきました。現場でイメージしながら作ることもあるのですが…庭の完成イメージは突然湧いてくることがほとんどです。この現場ではアクセントにもなっている水鉢と灯籠を使おう、と資材置き場で材料を見つけてからスタートしています。この水鉢と灯籠は玄関を開けて一番先に目に入る場所に設置しました。水鉢と灯籠といえば、日本庭園のお約束のモチーフ…ここではあまり約束事には囚われずに使用していますが、やはりあるだけで毎日の生活に心の潤いが生まれます。お家自体が和風な佇まいのお家ですので、それがアイディアのきっかけにもなりました。
また、このお宅はUターンして入るという特殊なタイプでしたので、両足が乗るサイズの飛石である必要がございました。肩がぶつからず下を向かなくても安心して歩ける大きさ、玄関は地面よりも15cm高いため、飛石も5cmずつ高くなるように配置しているそうです。