この現場はʼ野⾯積みʼという技法で積んであります。カーブを付け、さらに⾼低差がある⽯積みに…といったご要望でした。カーブには⼤きな⽯は適さないので、⼩さな⽯をモルタルで固定して仕上げています。なかなか珍しく難しい⽯積みです。
また、植栽はサクラをはじめイロハモミジやサツキなど馴染み深い植物を厳選しています。10年後それら植物が育ったときのことを想像しながら、全体的に統一感があり、森の豊かさを感じるような植栽を心がけました。





サクラの根元の石積みの解体しバラした石は校外に搬出します。

サクラを掘り取り根巻を行います。いくら急ぎとは言え手を抜くと枯れてしまい仕事したのがむだになりますので、注意が必要です。

たとえ1cmでも10mでも移植する手間は一緒ですし樹木のストレスも相当なものです。今回は約8m程度前に移動しました。


夏休みが始まり工事スタートです。無数に刺してある杭は石積みの高さと位置を決めてありますが、カーブが多いのでたくさん刺してあります。

全体写真




野面積みの小さな石積み








