今回お話し致しますのは、必然的にやることになった石積み……当初はやる予定がなかったものの、急遽‘やらざるを得ない’状況になり対応した、という現場です。平成24年頃手がけた現場ですが、山に土を盛っていた現場で元々法面を作る前に‘石が並んで置いていただけ’の状態でした。畑を造られるご予定で、施行中水が溜まらないようにする(排水)計画を行う前に、運悪く台風が来てしまい…あちらこちらから水が流れてきて崩れてしまったという次第です。
現場にあった石となるべく似たようなサイズの石を使いながら石積みを行って参ります。石で少しずつ水を止めて池になるようにし、石の隙間からゆっくりと滝のように水が流れるように積んでいくのがポイントです。







石の隙間から滝のように少しずつ流れていきます。


雨が降り中央部で一度水を貯め 徐々に流れて行きます。

石積みをしてから何度か大雨が降りましたが、 崩れることもなく数年経ちました。

今回は大きな石を多用するので、 大量に石を使用します。

大型トラックに積み込み運搬します。

大型トラックを走行するため鉄板養生をし現場内まで入っていきます。

大型トラック1回運搬できる量はビックリするくらい当社の4tユニックでは 比べ物にならないくらい運べます。

鉄板も900kgありますが、大型クレーンでは遠くまで敷き並べられます。

ただ何となく並べた石や強度的に不安な石を外し水が流れても大丈夫なように積みなおします。

流れてい来る水が分散して1箇所に集まらないように勾配や水道を調整し水路を調整しながら積んで行きます。

天端高さや合端はきれいにそろえず のこぎりの歯のようにでこぼこにしあちらこちらから水が流れるようにします。また表面土も流れないような 粘土土を固め表面は流れないようにつき固めます。

整地終了です。