平成4年に初めて移植をしてから、同じ敷地内で3回お引越しを繰り返しているというモミジ。大きさからしても象徴的でとても印象に残ります。階段の改修工事と併せて、移植を進めて参りました。
15m程の移動との事でしたが、5mでも1kmでも動かすためには根を巻かなければいけません。これは植物の生命力の恐ろしいもので…根を適当に巻いても枯れないものもあれば、丁寧に手をかけても枯れるものもあるのです。傷予防や日焼け・乾燥防止のための幹巻きもしっかりと行います。移植先の穴に無事に収まり、モミジは現在11年目…お引越しから第四の青春を謳歌しているとの事です。

モミジを移植するにあたり 松や低木を移植し校外に搬出します。

モミジが無事移植されました。

老朽化した階段を改修するにあたり移植することになりました。

移植終了です。後日階段の改修工事が始まります。

移植するにあたり低木と松を掘り取ります。

根巻するにあたり一部石を外し 掘り取った後に戻します。

松を校外に搬出し他の場所に移植します。

このモミジを移植するのは残念ながら3回目になります。

掘り取ってみるとやはり根鉢が大きいのがわかります。

堀取・根巻が終わり明日移設します。

移植後石も搬出いたします。

大型クレーンで吊上げ重さは約8tありました。

距離にして約15mの移動ですが、 少しでも動かすということは 大きな木の場合大ごとです。