こんなに大きな木は後にも先にもない…と思うほどに大きな木でした。もともとは福島県の中島村というところで生育されていたケヤキで、全長およそ25m。荷台が18mトレーラーで運んだとのことですが、それでも8mははみ出てしまう大きさです。
持ってくることももちろん大変ではあるのですが、実は持ってきた後がまた大変。結束を解き、寝ているところから起こす際にも帯掛けの当たる部分に緩衝材となる板を巻いたりするなど、細心の注意が必要です。1日がかりでまっすぐに立てられたとのケヤキは、そんな苦労の甲斐あり非常に美しくシンボリックな存在感を放っています。

トレーラーに積込200km運搬してきました。見てわかる通り長さが車よりかなりはみ出ているのがわかると思います。

根鉢もトレーラーの幅いっぱいの大きさです。

トラック積み替え現場内にはトレーラーが入ることが出来ないので、敷地内運搬に大型トラックに積みかえて運搬します。

植栽場所に運搬されました。今回は65tクレーンでの植付になります。

トラックから荷下ろしされ結束を外し枝が広がりました。大きな木の場合かなりの締め付けで枝を束ねているので内側でロープを外さないと飛ばされる場合があります。

幹に日が当たると幹焼けして樹皮が割れる原因になるので、注意が必要です。太くて長いのでたくさんの幹巻テープが必要です。

木は寝せるのも大変ですが、真っ直ぐ思った場所に立てるのも大変な作業です。失敗すると皮が剥がれて枯れる原因になりますので、細心の注意が必要です。

何とか立て終わりました。

全体の写真ですが、かなり大きいのがわかると思います。