ソテツといえば、ヤシの木のように葉が広がる常緑低木。日本では九州南部、沖縄および中国南部に多く見られる植物のようです。10年前、奄美大島の村長が寄付してくださった仙台市のソテツ。ソテツは基本的に温暖な気候・土地の木ですので、保護のためにもワラ巻きは必要です。最終的には ’コモ’ といってワラがシート状に編まれたものをソテツに巻き付けていくのですが、コモは軽く、風ですぐに飛んでいってしまいますので…丁寧かつ手早く作業を進めていきます。
完成したワラ巻きはオブジェのようで、まさに冬の風物詩…とても印象的です。’冬景色’ とも呼ばれていて、無くても構わないのですが有ると綺麗、素敵…と目に楽しいものの一つですね。



まず葉っぱを縄で巻きコモを巻けるように縛って行きます。

同時に割り竹で下地を作るため竹を5等分に割り、そいでいきます。

デコボコがあるとコモが巻けないので、なるべく平坦に下地を作りコモを巻く準備をしていきます。

現地で切るとバラバラに なるので、長さを図り平らなところでカットして巻いていきます。

下から順番に重ねて巻いていきます。1枚では、風が入るので、2枚重ねで巻いています。

最上部にはワラボッチを乗せて余分な部分を切揃えて完成です。





ソテツ全体にコモを巻き防寒と化粧をした例



























