こちらの先様はいわゆる‘注文住宅’で、平屋を建てる際にセットでお庭も注文したけれど…という内容だったそうなのです。ですが…庭の石積みの途中、施主様がその石積みがお気に召さなかったようで……‘他に手がけてくれる造園屋はいないか’との事で、弊社が途中で引き継ぐ事になった現場です。
こちらの現場では敷地内に置く景石で良いご縁がございました。クレーンで運ぶことのできるギリギリの重量の鳴子(ナルコ)石。「庭の半分が石」という、石の存在感が際立つ画期的な庭に仕上がったのです。この住宅街の中で景石があるのはこのお家だけだそうで、バラ園のように管理されとても綺麗な状態を保たれているとのこと。紆余曲折を経たものの「お客様の作りたい‘庭’」が実現する事は、やはりかけがえのない事のように感じられます。